Arduino mkr1000が販売開始されました。以前から発表はされていましたが、アメリカ国内外含めての販売開始になります。
Arduinoにデバイスを接続する形で今までもWi-Fiを使った電子工作・IOTの施策を行うことは出来ましたが、こういった形でArduinoから公式でWi-Fiモジュールのついたものが発売されることはとても重要です。
今までのように他社のWi-Fiモジュールを接続してプロトタイピングを世界中の人が行っていると、作例としてインターネット上に公開された時、そのモジュールを使わなければ正常には動かないことが多いです。一方電波を発するモジュールは国ごとに法律が違うため、しばしば同じパーツがその国では売られていないということが有ります。最近ではESP-WROM-02などが有名ですが、それでもライブラリは少なかったりします。
それがこういう形で公式から一体となったものが発売されると、多くの人がこのモジュールを使うようになるので結果としてライブラリ・作例が充実して一気に作例が充実してくることが予想されます。
更にWEB側のシステムも公式から出ることで、通信に必要な細かな設定も共通化出来るのではないかと期待しています。
オープンソースによる発展ではいかに共通のツール・言語で世界中の人が開発できるかで発展速度が大きく変わってきます。特にハードウェアでは同じパーツ・同じチップが流通出来るかが今後も重要になってくるでしょう。